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updated 2023-02-17


2010 カヤックアングラーによる
富津ビーチクリーン報告
byホエール


<はじめに>



■近年、富津岬でのマリレジャーでの海難事故が多発しているため、関係各所と相談した上、毎年行っていた富津カヤックシーバス大会は自粛とさせていただくことにしました。
大会を楽しみされていた方には大変申しわけありません。これをお読みの皆さんも天候をよく把握して、マナーを守り、安全に楽しく海のレジャーをなさってください。


さて!
ということで、2010年は!大会中に行っていたビーチクリーンのみを継承し、富津市にボランティアの申請をし、自発的にビーチクリーンを開催することとなったのです。


ちなみに、当日はビーチクリーン参加者はゴミ拾い時間の前後にかかわらず、富津岬周辺でのカヤックフィッシングは原則禁止としました(多くのカヤックアングラーが一斉に海に出ると、結果的に漁業の操業に迷惑をかけてしまい大会を開催したのと同じことになってしまうため)






■2010年11月7日(日)、ビーチクリーン当日。






無風快晴の絶好のカヤックフィッシング日和にも関わらず、カヤックを出すこともできないのに……ただただゴミを拾うだけのために!多くのカヤックアングラーが富津公園に集結しました。







続々と集結するカヤックアングラーの皆さん






まずは公園入り口の大きな駐車場所に集合し、富津公園先端駐車場の空き具合を見てから移動します。






幸いにも、当日は先端の駐車場はかなり余裕がある状況でしたので、ほとんど車の台数を減らすことなく先端の駐車場へ。






いよいよビーチクリーン開始です!!






■今回のビーチクリーンは、我々「kayak55.com」と地元の「カヤックと釣り具の販売 FUN」さんとの共同開催になります。







FUNさんによるゴミの分別の説明



なんと!遠く神奈川からサウスウインドのぶぞうさんもかけつけてくれました。
写真右の男はkayak55.comのチャン松君です!



今日集まっていただいた有志達!
皆さんええ顔してます!


集まった人数はなななナント!!


42名+2匹(わんちゃん)


奥さんやお子さんを連れてきていただき、ファミリーでのご参加も多かったのが印象的でした。


こんなカヤック最高の天候の日にあえてゴミを拾うだけに集まっていただきました。


感謝感謝です!


そして、だいたいの説明が終わり、いよいよビーチクリーンに突入!!


すると・・・


もういきなり出るわ出るわ!!


集合場所の周りからして、ゴミだらけです・・・。



ゴミ袋に入れて放置されたペットボトル
おそらく夏の行楽の名残でしょう・・・。



ゴミ満載のビールのケース。
ゲジゲジが大量発生していました(怖っ!)




■富津岬は全長5kmとも言われますが、今回ゴミ拾い範囲としたジャンボプールから先端まででも3km近くあるでしょう。正直、42名ではとても拾いきれる範囲ではないです。





それでも!可能な限り!とみんな岬の先端から付け根までゴミを拾いながらどんどん歩いていきます!



ワンちゃんもがんばってくれました♪



富津岬先端。ここは人為的に放置されたゴミと漂着ゴミが入り混ざって、ものすごいゴミの量です。



ルアーもありました。高切れしたものでしょうか・・・。まだ使える状態です。



タバコの吸い殻の山。明らかに車に灰皿を海岸に捨てたものでしょう。これは喫煙者として許せません。(もちろん一つ一つ手で拾いました…バッチイ!)



一瞬にしてゴミ袋が埋まっていきます。おそろしいペースです!



ビーチクリーン開始からわずか30分で既にゴミの山が……
分別を徹底するため、ここからはゴミ拾い班と分別班に分かれて作業します。


11月に入り、そろそろ寒くなってきていますが、ゴミを拾っていると汗ばむほどです。ゴミ拾い、なかなかいい運動ですよ!




■今度は、付け根方面に歩いて行ってみましょう!


付け根方面の海岸は車両乗り入れが禁止されているので、ゴミは少ないかな?なんて予想していたのですが、とんでもない!


おそらくほとんどが漂着ゴミだと思われますが、とにかく一歩歩けばゴミに当たる状態!



皆さん、一瞬でゴミ袋が一杯になってしまいます・・・。


富津岬は東京湾に大きく着きだした岬のため、潮流に乗った様々なゴミが漂着するのだと思われます。ただし!漂着ゴミとはいっても、元を辿れば全て「人間が捨てたモノ」だということを忘れてはいけません!


ひょっとすると、都会の街中で捨てたゴミが風に流され川や海に落ち、それがここに流れ着いている可能性も十分あります。


そう考えると、釣り場だけではなく、街中でもゴミをポイ捨てしないってのが大事になってきますよね。(もちろんこれをお読みの皆様はポイ捨てなんてしない方々ですが)


ただ、もちろん漂着ゴミだけではなく、レジャーの方が置いていったゴミも大量にありました。その中には釣り人の残していったゴミもあったのが悲しかったです。



明らかに最近放置された仕掛けのパッケージ(しかも中身入り……)や折れたロッド。これが一番悲しいゴミでした。



あと多かったのはやはり食べ物のパッケージとペットボトル…これらは三歩あるくと一個は落ちている状態です。ちょっとひどすぎます。



リトルプレゼンツKさん、Aさんもかけつけてくれました。
こういうイベントにお越しいただけるメーカーさんは本当に素晴らしいと思います。
ちなみに、リトルプレゼンツさんはカヤック専用PFDとドライスーツを開発中です。お楽しみに♪




■これだけゴミが多いので、富津市から用意していただいたゴミ袋70袋はあっとうい間に満杯!


そこで、スミスさんから以前のビーチクリーンでご提供いただいたゴミ袋の残り20枚を追加しました。しかし、こちらもあっという間に満杯!


ってことで撤収です!


いやあ、みんなでいい汗かきました!!
42名で持ってきたゴミ袋90袋が全ていっぱいになりました。やれる範囲以上のゴミは拾ったと思います。


それでも皆さん、撤収ギリギリまでゴミを拾ってくれました。




大量のゴミのブツ持ち!ビッグフィッシュのブツ持ちよりも素敵です♪


あと、今回印象的だったのは、やはりご家族連れが多かったことです。奥様やお子さまも本当にがんばって拾っていただきました。


お子さんのゴミ拾いはすごくいいことだと思います。ゴミを拾う大変さを知っていれば、きっとゴミを捨てない子供にすくすくと成長してくれることでしょう!
ゴミの無い海岸が次世代に繋がることが一番大切です。




未来は明るい!!



分別班は最後の最後まで大変そうでした。おつかれさまです!




■そして、この日集めたゴミがコチラ!!



ズドーン!!90袋のゴミの山!


これだけのゴミが全部、海岸に散らばっていたのですよーー!信じられますか!?



そして、閉会式!!


全員で記念撮影♪



みんな、すがすがしい顔してますねーー!!


ゴミを拾うだけのために、こんなにたくさんの皆様に集まっていただき、本当に感謝感謝です!!


ビーチクリーンの一番の目的は海岸を綺麗にすることですが、もう一つのメリットがあります。


それは仲間が増えること!


ゴミ拾いという共同作業をみんなで一緒にやることで必然的に会話が生まれます。そして、その会話の内容は当然カヤックフィッシングの情報交換になりますよね♪


ゴミを一緒に拾うことで、自然と友達になって、カヤックフィッシングの輪がつながってどんどん広くなっていく……なんて素敵なことでしょう♪


FUNさんとkayak55.comでは来年も富津でのビーチクリーンは継続していくつもりです。


今回、残念ながら予定が合わずにご参加いただけなかった皆様も是非!来年はお越しくだい♪よろしくお願い致します。


これからもカヤックアングラーはゴミを拾う集団で行きましょう!





後にはすっかり綺麗になった海岸。気持ちイイーー♪



■主催
LinkIconKayak & Fishing Gear「FUN」
中世丈夫


LinkIconkayak55.com
赤澤克哉(ホエール)、松永匡充(チャン松)


■協力
富津市・市民課